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  • ジェラートとアイスクリームの違い

    ジェラートとアイスクリームの違い
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  • アイス好きではなかった私の開業理由

    アイス好きではなかった私の開業理由

    アイスが好きではなかった私が、センター北でジェラート専門店を始めた理由

    ジェラート専門店をやっていると言うと、昔からアイスが大好きだったと思われるかもしれません。

    でも実は、私はもともとアイスが好きではありませんでした。

    アイスクリームも、ジェラートも、人生でそれほど多く食べてきたわけではありません。
    ジェラートと聞いても、甘ったるくて冷たい、シャリシャリした食べ物。
    正直、そのくらいの印象でした。

    そんな私が、なぜ横浜・センター北でジェラート専門店を始めることになったのか。

    今回は、Nicolitaを始めるまでのこと、そして一年続けてきた今感じていることを、少しお話しします。

    料理人の世界は、自分とは遠いものだった

    昔から料理は大好きでした。

    食べ歩きや旅行も好きで、世界各地でいろいろなおいしいものを食べてきました。
    家でも、料理を人に振る舞うのは好きでした。

    ただ、それを職業にするとなると、まったく別の話です。

    長年修業をして、師匠について、何年もかけて技術を身につけていく。
    料理やスイーツの世界は、どこか「自分とは別の能力や才能を持った人たちの世界」だと思っていました。

    私は長くIT系企業で会社員として働いてきました。
    商品企画やマーケティング、広報などの仕事を経験する中で、情報を集め、仮説を立て、数字を見て、改善する。

    そうしたプロセスで仕事を進めることは、自分にとっては自然なものでした。

    ジェラートは、緻密に計算するスイーツだった

    そんな私の考え方が変わったのは、たまたま見ていたテレビ番組がきっかけでした。

    そこで、ジェラートが作られる工程を目にしました。

    驚いたのは、ジェラートがとても緻密に計算して作られるスイーツだったことです。

    素材の水分量、糖度、脂肪分、固形分、食感、口どけ。

    一定のルールのもとでそうした要素を考え、配合を組み立て、製造マシンに入れてジェラートに仕上げていく。

    長年の勘に頼る世界ではなく、数値や理屈で考え、検証し、調整していける世界でもある。

    そのことに、強く惹かれました。

    ある意味で、ジェラートは「誰でも作れる」面白さがある。
    でも同時に、それだけでは完成にはならず、どこまでも奥が深い。

    その両方を感じたことが、私に電流が走った瞬間でした。

    地元の農作物と、ジェラートは相性がいいと思った

    もうひとつ、強く惹かれた理由があります。

    それは、ジェラートと地元の農作物の相性の良さです。

    横浜・都筑には、まだまだ知られていない食材がたくさんあります。
    近くで丁寧に育てられている野菜や果物があるのに、その魅力は意外と知られていません。

    それを、ジェラートという形にしたらどうだろう。

    野菜や果物の香り、甘み、酸味、食感。
    その個性を、冷たくなめらかなスイーツとして届けることができたら、地元の食材をもっと身近に感じてもらえるのではないか。

    地元で育った食材をジェラートにすることは、私にとって「おいしいものを作る」だけではなく、地元の魅力を新しい形で伝える方法でもありました。

    センター北に、地元ならではのお店をつくりたかった

    Nicolitaを始める場所として、センター北を選んだのにも理由があります。

    私はもともと、この地域に長く住んでいます。
    センター北は、駅前にショッピングセンターがあり、買い物にも食事にも便利な街です。

    便利で暮らしやすい街だからこそ、地元の良さを生かした、地元ならではのお店がもっと増えたらいいのにと思っていました。

    横浜・都筑で育った野菜や果物を使い、ジェラートという形で届けるお店があったらどうだろう。

    地元の食材を知るきっかけになる。
    お散歩の途中に、ふらっと立ち寄れる。
    誰かに「センター北にこんなお店があるよ」と紹介したくなる。

    そんな場所をつくれたらと思い、この地でNicolitaを始めることにしました。

    野菜ジェラートは、マーケティング目線だけならやらなかったかもしれない

    正直に言うと、マーケティング目線だけで考えたら、開業当初から野菜のジェラートには挑戦していなかったかもしれません。

    小松菜。
    長ネギ。
    里芋。
    ほうれん草。

    初めて聞く方にとっては、かなり尖って見えるフレーバーです。
    実際、開業前には「最初から尖りすぎると失敗する」と言われました。

    それでも、地元の農作物とジェラートは相性がいいはずだという直感がありました。
    そして、そこに使命のようなものも感じていました。

    一年続けてみると、思っていた以上に多くの方がその考えに賛同してくださり、味に納得し、自然に注文してくださるようになりました。

    当店では、野菜のジェラートに合わせる調味料として、七味唐辛子や黒胡椒などを店頭に置くことがあります。
    開業当初こそ皆さん驚かれていましたが、今では当たり前のようにお好みのスパイスを振りかけて召し上がる方も多くいらっしゃいます。

    机の上で考えた“売れそう”だけでは作れないものがある。
    でも、作り続け、伝え続けることで、少しずつ育っていく味がある。

    この一年で、そのことを実感しています。

    毎回、壮大な実験を繰り返しているよう

    ジェラートは、再現性が高いようでいて、実は毎回同じようには仕上がりません。

    同じ食材でも、水分量が違う。
    糖度が違う。
    香りが違う。
    収穫時期や天候、熟し具合によって状態が変わる。

    だから、前回うまくいった配合をそのまま使えば同じ味になる、というわけではありません。

    そこが難しさでもあり、魅力でもあります。

    食材を見て、触って、味を見て、どう組み合わせるか考える。
    甘さをどこまで足すのか。
    ミルクと合わせるのか、ソルベにするのか。
    別の食材と組み合わせるのか。

    答えは毎回違います。

    毎回、壮大な実験を繰り返しているような感覚があります。

    だから飽きない。
    だから面白い。

    お客様や農家さんと一緒に、新たな食材と食材の組み合わせの旅を楽しんでいる。
    今は、そんな気持ちでジェラートを作っています。

    小さなカップでも、満足感があるものを

    Nicolitaのカップは、それほど大きなサイズではありません。

    それでも、食べてくださった方からは「満足感がある」と言っていただくことが多くあります。

    それは、重たく残る感じではなく、ペロッと食べられる。
    「何杯でも行けそう」と言ってくださる方も多くいらっしゃいます。

    私が作りたいのは、まさにそういうジェラートです。

    しっかり満足感がある。
    でも、重たすぎない。
    素材の味は濃く感じる。
    でも、甘ったるくない。
    食べ終わったあとに、またもう一口食べたくなる。

    もともとアイスが好きではなかった私でも、毎日食べたくなるジェラート。

    それが、Nicolitaの味づくりの基準です。

    一年で約150種類。けれど、まだまだ試したい味がある

    開業してから一年で、Nicolitaでは約150種類のフレーバーを開発してきました。

    自分でも、よくここまで作ってきたなと思います。
    でも同時に、まだまだ試してみたい食材があります。

    地元には、まだ知られていない食材がたくさんあります。

    見た目が不揃いで市場に出にくいもの。
    たくさんは作られていないけれど、味わい深いもの。
    普段はスイーツになると思われていないもの。

    そうした食材に出会うたびに、

    「これはどんな形でジェラートにできるだろうか」
    「何と合わせたらおいしくなるだろう」

    と考えます。

    その瞬間が、今でもとても楽しいです。

    ジェラートは、単なる冷たいスイーツではありません。
    食材の可能性を広げられるもの。
    地域の農作物を知るきっかけになるもの。
    そして、お客様と一緒に新しい味を楽しめるもの。

    そう感じています。

    これからも、新たなフレーバーとの出会いの旅を

    Nicolitaを始めたとき、私はジェラートの緻密さと、地元食材との相性の良さに惹かれていました。

    一年経った今は、それに加えて、お客様や農家さんと一緒にこのお店を育てている感覚があります。

    最初は驚かれた野菜のジェラートも、少しずつ受け入れていただけるようになりました。
    「次はどんな味が出るんだろう」と楽しみにしてくださる方も増えました。

    それは、開業前には想像していなかった喜びです。

    地元には、まだまだ知られていない食材がたくさんあります。

    これからも、お客様とともに、新たなフレーバーとの出会いの旅を楽しみながら、Nicolitaは進化を続けていきたいと思っています。

    アイス好きな方はもちろん、私も含め、アイスが好きではなかった方も、毎日でも食べたくなるジェラートを。

    横浜・センター北の小さなお店から、これからもひとつずつ作っていきます。

    Nicolita店主

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  • Nicolita一周年のごあいさつ

    Nicolita一周年のごあいさつ

    地元食材のジェラートをもっと多くの方へ

    横浜・センター北のジェラテリアNicolitaは、2026年3月28日で一周年を迎えました。

    お店に足を運んでくださったお客様。
    日々、温かく見守ってくださる地域の皆さま。
    大切に育てた食材を届けてくださる生産者の皆さま。
    支えてくれた家族。
    そして、オープン当初から応援してくださったすべての皆さま。

    この一年を振り返ると、本当にたくさんの方の顔が浮かびます。
    まずは、心からありがとうございます。

    一周年という節目にあわせて、Nicolitaの公式サイトとオンラインショップを公開します。

    これまではInstagramを中心に、季節のフレーバーや営業情報を発信してきました。
    これからはInstagramを見ていない方にも、Nicolitaのことを知っていただきたい。
    そして、オンラインショップを通じて、遠方にお住まいの方にもNicolitaのジェラートを届けられたらと思っています。

    このサイトでは、店舗情報だけでなく、ジェラートに使っている食材のこと、生産者さんのこと、私たちがどんな思いでジェラートを作っているのかを、少しずつお届けしていきます。

    「こんなお店がセンター北に欲しかった」と言っていただけた一年

    この一年で、特に心に残っている言葉があります。

    「ジェラートってこんなに美味しかったんですね」
    「こんなお店がセンター北に欲しかった!」
    「遠くまで食べに行っていたけれど、近くにできて助かる」

    そんなふうに声をかけていただくたびに、この場所でお店を始めてよかったと思います。

    Nicolitaは、ただジェラートを売る場所ではなく、センター北のまちにふらっと立ち寄れる楽しみをつくりたいと思って始めたお店です。

    お散歩の途中に。
    お子さんとのおやつの時間に。
    お仕事帰りのちょっとしたご褒美に。
    誰かへの地元ならではの手土産に。

    そんな日常の中で、Nicolitaのジェラートを少しずつ選んでいただけるようになったことは、私たちにとって大きな喜びでした。

    夫婦二人三脚で続けてきた一年

    Nicolitaは、私が始めることを決意し、夫の全面的な協力のもと、二人三脚で続けているお店です。

    さらに私たちは、平日の昼間は別々のIT系企業で働く会社員でもあります。
    いわゆる二足の草鞋で、このお店をやっています。

    正直に言うと、想像していた以上に、時間的にも肉体的にもハードな一年でした。

    会社員としての仕事をしながら、仕込みをして、お店を開けて、食材と向き合い、お客様を迎える。
    楽しいだけでは続けられない日も、もちろんありました。夫婦喧嘩もたくさんしました。

    それでも、Nicolitaを始めてよかったと心から思っています。

    お店を始めていなかったら、こんなにたくさんの素敵な出会いはなかったと思います。そのひとつひとつの出会いが、この一年の大きな支えでした。

    チェーン店のような便利さや均一さとは違うかもしれません。
    でも、個人店には個人店ならではの心地良さがあります。

    「知っている顔に会いに来る」
    「少し話して、今日のおすすめを聞いてみる」
    「この前おいしかったから、また新たなフレーバーに出会いに来る」

    そんなふうに、人と人との距離が少し近い場所でいられること。
    それも、Nicolitaらしさのひとつだと思っています。

    地元には、まだまだ知られていない食材がある

    Nicolitaで伝えたいことのひとつは、地元には恵まれた食材がたくさんあるということです。

    普段、何気なく暮らしている場所のすぐ近くに、丁寧に育てられた野菜や果物があります。
    そのひとつひとつに、農家さんの手間や工夫、季節ごとの表情があります。

    この一年でうれしかったことのひとつに、農家さんたちがNicolitaの取り組みを面白がって、農作物を店頭に持ち込んでくださったことがあります。

    「これ、ジェラートにできる?」
    「こういう食材も使ってみたら面白いんじゃない?」

    そんなふうに食材が集まってくることは、Nicolitaにとってとても幸せなことでした。

    農家さんが大切に育てた食材を受け取り、ジェラートという形にして、お客様に届ける。
    そして、お客様が「こんな味になるんだ」「この食材、地元で採れるんだ」と驚いて、ご自身の生活に取り入れてくださる。

    その循環が生まれたことは、Nicolitaらしさのひとつになっています。

    ジェラートは、単なる冷たいスイーツではない

    Nicolitaがジェラートづくりで大切にしているのは、素材の味を活かすことです。

    余計なものに頼らず、食材そのものの香りや甘み、食感をどう引き出すか。
    そして、口に入れたときに、なめらかでおいしいと感じていただけるか。

    本物の食材で作ったジェラートは、なめらかで味が濃くておいしい。
    これは、Nicolitaがこの一年を通して伝え続けてきたことでもあります。

    果物のジェラートはもちろん、野菜を使ったジェラートにも、まだまだ知られていない魅力があります。

    ジェラートは、単なる冷たいスイーツではありません。
    食材の可能性を広げられるもの。
    季節を感じられるもの。
    そして、ときには食事のように楽しめるものでもあります。

    「尖りすぎている」と言われても、続けたかった野菜のジェラート

    開業以来、Nicolitaでは野菜を使った“お食事系ジェラート”にも取り組んできました。

    小松菜とクリームチーズを合わせた「コマチー」
    冷製コーンポタージュのような「スイートコーン」・「ウィンターコーン」
    「里芋・味噌キャラメル」
    「ほうれん草の胡麻和え」
    …などなど。

    初めて聞くと、少し驚かれるかもしれません。

    実際、開業当初は同業の方や厨房機器メーカーの方から、
    「最初から尖りすぎると失敗する」
    と言われました。

    けれど、私はジェラートには無限の可能性があると感じていました。
    甘いだけではない。
    果物だけではない。
    野菜も、味噌も、胡麻も、組み合わせ次第でちゃんとジェラートになる。

    そして、それはただ珍しいだけではなく、おいしいものになる。
    そう信じて、諦めずに続けてきました。

    今では、
    「野菜ジェラートしか頼まない」
    と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。

    最初は挑戦的に見えたものが、少しずつNicolitaの魅力として受け止めていただけるようになったこと。
    それは、この一年でとても大きな手応えでした。

    遠くにいる方にも、Nicolitaのジェラートを届けたい

    公式サイトでは、オンラインショップも立ち上げます。

    お店に来てくださる方だけでなく、遠方に住むご家族やご友人、横浜を離れた方、贈り物を探している方、地元食材に関心のある方にも、Nicolitaのジェラートを届けられたらと思っています。

    贈り物として受け取った方には、横浜・都筑らしさを感じてほしい。
    季節の味を楽しんでほしい。
    素材を大切にしたものを贈られたと感じてほしい。
    そして、少し特別な気持ちになってもらえたらうれしいです。

    ジェラートを通じて、センター北で生まれた味が、遠くの誰かの食卓にも届いていく。
    そんな景色を、これから少しずつ広げていきたいと思っています。

    二年目のNicolitaも、よろしくお願いいたします

    一周年を迎えたからといって、何かが大きく変わるわけではありません。

    これからも、農家さんはじめ生産者の方への敬意を忘れずに、旬を逃さず、素材の味を活かしながら、ひとつひとつ丁寧にジェラートを作っていきます。

    でも、届け方は少しずつ広げていきたいと思っています。

    店頭で、直接お客様に手渡すジェラート。
    オンラインショップを通じて、遠方の方に届くジェラート。
    Instagramやこのブログを通じて、食材や農家さんの背景を知ってから味わっていただくジェラート。

    どの入口から出会っていただいても、Nicolitaらしさを感じていただけるように。

    二年目も、まだまだ試してみたい食材があります。
    まだまだ作ってみたい味があります。
    まだまだ届けたい方がいます。

    これからも、店頭で、オンラインで、そしてこのブログで。
    Nicolitaのジェラートを楽しんでいただけたらうれしいです。

    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

    Nicolita店主 高橋智子

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